実は私、2000年に名古屋市民視察団の一員としてドイツを訪問、いくつかの都市で環境対策のレクチャーを聞き、ゴミ処理施設や環境教育施設などを訪ねる機会がありました。その時の仲間とは今でも繋がりがあり、色々と刺激を受けながら私なりに環境への興味を持ち続けています。スペインのゴミ事情そして環境への取組みはいかに・・・。
首都マドリードの場合、集合住宅がごく一般的で一戸建ての家はほとんどありません。私たちが住んでいる集合住宅は地下1階にゴミ捨てコンテナ(高さ1m程)専用の部屋があり、計6個置かれているコンテナのうち3個は「燃えるゴミ」用、残りの3個は「容器包装」用です。「容器包装」に分類されるのは紙パック(牛乳やジュース)、缶そしてPETボトルの3種類のみです。また、「ビン」用と「紙(日本で廃品回収される紙製品)」用の各コンテナは公共の場所、つまり道路のあちこちに設置(固定)されていています。それ以外のゴミはすべて「燃えるゴミ」に分類です。
夕方、一杯になったコンテナが各集合住宅の管理人さんの手で道路に取り出されます。毎夜11時過ぎになるとゴミ収集車がやって来ます。またビンや紙の収集車もやって来て、積み込む音が夜な夜な通りに響きわたります。「燃えるゴミ」つまり「その他のゴミ」は、プラスチックそして紙包装も含むため、2人きりの我が家でもかなりの量になります。細かい分類に慣れた名古屋市民としては、少々抵抗感のあるゴミ環境です。
ところが再生可能エネルギー、環境に配慮した「風力発電」に目を向けると、進んでいるスペインが見えてきます。2008年末の最新データによれば、スペインの「「風力発電導入量」は、アメリカ、ドイツに続いて世界第3位、全エネルギー供給の13,8%を占めています。日本はずっと遅れて13位、スペインの9分の1程の量にしかなりません。
マドリードの北西にある都市サラマンカまでバス旅行をしたとき、遠くに見える小高い丘の稜線にいくつもの発電用風車が連なっているのを目にしました。今年4月下旬の新聞報道で、スペイン政府が「風力発電海岸マップ」を作成したことを知りました。今までの風車設置場所は山や丘に限られていたのですが、それを海岸地域にも拡大しようという計画です。漁業や観光への影響のない場所を示したマップで、企業の参入を促し2年後をめどに作業を具体化させていくそうです。
風車と戦ったドンキホーテの時代から現代に至るまで、風車はスペインになくてはならない存在であり続けています。
追伸1:実は今、諸々の用事・仕事のため、夫を残し日本に一時帰国しています。8月半ばまで名古屋近辺におりますので、厳密には「スペインからのスペイン通信」ではないのですが、どうぞ大目に見てください。
追伸2:「スペイン通信No.3」のコルドバの写真をもっと見たい、というご要望が多数ありましたので、アルバムを作成しました。様々な表情のパティオを見ていただけるとうれしいです。
パティオの写真はこちら!!


